豊後街道 熊本城札ノ辻~豊後国鶴崎

テーマ 本命 あか牛丼に対抗高菜めしとだご汁
(プロローグ)
ゆたぽんがまだ若かった頃、帰省ついでに阿蘇に小旅行した。外輪山の中腹にある民宿に泊まり、すがすがしい朝を迎えて朝食を取り、ふとすだれを挙げると阿蘇の五岳が全面にバーッと広がった。この雄大な光景に感動し、「五岳の雪は簾を掲げてみる」・・と。
宿の主人に、
「こんな場所で一生送れるとは!羨ましい限りですね~。」
その時の主人の言葉、
「お若いの(※当時)、世の中広い、もっといいところあるぞ。」
「えっ、教えてください。」
「長崎の島原というところ、水が綺麗で美人が多く、山は四季に色づいて・・・、是非行ってみたら。」
「・・えっ?! あ はい、行って・・みま・・す・(昨日までおったとこバイ)」
「島原(とうげん桃源)郷伝説」

男ありて、まだ寒気際立つ春先の朝早く、あまりの寒さにたまらずゴアテックスズボンの中に、ももひき代わりに仕事着のズボン(´;ω;`)という装いで、一人、熊本城下の札ノ辻に向かっていた。何をしに?気になる?(ならんぞ!)説明に及ばず、近々予定している島原街道バースデイ制覇は既に脳裏から消え去り、今後のプランを抜かりなく見据え、次なる目標を設定していたようだ。
熊本城札ノ辻(「札ノ辻」は高札場)は豊前街道、豊後街道、日向往還など肥後四街道の起点(終点)で、「自称プロウォーカーもどき」にとって江戸日本橋、豊前国小倉ときわ橋同様、肥後熊本での聖地である。これまで豊前街道(小倉ときわ橋~)、薩摩街道(鹿児島西田橋~)と両街道の踏破の目標地点として設定、着実にゴールしてきた。

今回は、この地点を逆に起点とし、大津街道から難所の阿蘇二重峠越え、阿蘇谷の五岳の絶景を見ながら久住連山の方へ。赤牛丼を堪能したあと、大船、黒のすぐ南側を遥か遠く由布、鶴見を臨みながらひたすら東進、長湯温泉、今市、野津原経由して豊後(大分市)鶴崎へと向かう、厳しくもかつ激しいアップダウンの試練の豊後街道踏破となる。
男は朝もやの熊本城札ノ辻で旅の無事を祈願して出立、法華坂を上って、まだまだ震災後復興途上の様相となっている城内を縦断し、観音坂から城下の方へ下って行った。


