京街道 山科(髭茶屋追分)~丹波橋

小野伝説(大宰府小野家・熊本小野泉水公園・秋田小町・・・・おののの○かは違うか?)
京都駅からJRで山科駅へ。ここからは趣のある町並みが続くので、歩いて山科追分までとも考えたが、夕方京都市内で野暮用があり、少し距離もあるのでJR京津線で追分駅まで進む。
駅を降りて外へ出ると先ほどから遠目に見えていた山(逢坂山)がすぐそこまで迫っていて、紅葉が視界一杯に広がった。
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(蟬丸)
夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ(清少納言)
ウォーキング日和。早速地下道を通って一号線へ。ここから一号線と旧街道の分岐点に戻らず、ショートカット、そのままこの辺りかなと石段をかけ登って(若い、いや若かった)旧街道上へ。丁度山科追分手前に着いた。さすが。

ここ山科追分(髭茶屋追分とも言う。)から、いざ出発。先日、京三条大橋を目指したときは直進し、京の粟田口、蹴上の方へ向かったが、今回は左へ。伏見、大坂方面へ進み、大坂北浜高麗橋を目指す。現在の時間は11時16分、今日は夕方に京都で用事があるので中書島ぐらいまで進み、近鉄で余裕もって京都へ戻れると見当をつけて、とりあえずその付近までを目標と設定した。
さすがに京の近くは町家風が続き、なかなか風情があるな、なんて自己満足げな独り言をのたまいつつ進む。各所に追分道標も多い。名神高速のガードを超えて、コレクションかなと思しき道標追分だらけの家を過ぎ、しばらくすると一号線に戻った。そうか、一号線は大阪に向かっているのか、目標は同じ、ならば大坂までの旅の道連れ。
丁度、合流地点の向いに蕎麦屋があった。早速、地下道から道を渡ろうとすると、あっ、手前にも別の蕎麦屋があるじゃないか、2件の蕎麦屋を目の当たりにして究極の選択状態、「比叡山麓の蕎麦」というあまり味には関係なさそうなキャッチで決まり!手前の蕎麦屋へ。

うな重と蕎麦のセットを食した。その後、地下道で一号線を横切って南下。
徐々に遺構も少なくなり、往時の雰囲気も無くなった道を進んで行く。山科大塚というところで、一号線をクロスする地下道を渡り、南進を続ける。新幹線のガードを潜り、しばらくすると久しぶりの追分道標があり、えっ、「ひだり大津道、みぎ宇治道」とある。方向は間違いないが、京都五条辺りからきた旅人への道標かなと想像した。

左手に可愛い野菜直売処や紅葉する小山が見えて、光景はなんとものどか、いいバランスだ。途中ミニストップでコーヒーブレイク、リフレッシュして出発。岩屋神社御旅所があった。(岩屋神社は山科大石内蔵助縁り)

ガード手前には一里塚があり、奈良街道の大宅一里塚である旨の解説があった。道路標識も奈良街道とある。奈良街道と伏見道(京街道)の追分となる。
旧奈良街道はその名称も起点、終点もいろいろだが、今回の山科追分から大坂に向かう京街道のルートは奈良街道、別名大和街道の一部となる。

ガードを潜り、右斜めに進むと辺りは小野町となる。小野小町縁の地である。途中で宇治に向かう道から右方向に分岐。道なりに進み、なかなか優雅な常夜灯があった。よく見れば風よけもあってお洒落。現在の旅人も京の優雅さに触れた感がする。途中史跡境界の道標がある四ツ角を左折するのだが、折角なので
小野家縁の門跡寺院随心院に立ち寄る。

小野小町の恋文を捨てたとされる文塚(現在ではパソコン上のごみ箱)、鏡となった化粧井戸など興味深い。悲恋とされる「深草少将の百夜通い」の語感自体が超シャイなゆたぽんは超!超(´<_` )羨ましい。




「花の色は 移りにけりな いたづらに・・・」
隋心院を出て旧道に復帰。歩いてきた道からは右折する方向に進む。小野駅を通り、勧修寺のところで左折。案内板有り。見ると右明智塚、左中臣遺跡とある。時代を超えた、日本史の坩堝みたいなところだ。ここ勧修寺は三条右大臣ゆかりの地である。

「名にし負はば逢坂山のさねかづら・・・」(三条右大臣)

ここを右折、名神高速のガードに突き当たり、ガードを右手に道なりに西進。今までの歴史を感じる趣とは違う。左右から山が迫り、左手は完全に森状態、旧街道とは遠い雰囲気の道、我慢して進んでゆく。
かなり歩いた感じで、名神高速と分かれてやや南に進み、深草というところで山状態から市街地の感じになった。ここから脇道を通りながら進んで行く。途中で桓武天皇陵の道標などが有り、

元の道へ戻ってすぐまた左分岐し、狭い坂を登るように進むと道はやや広くなり、突き当たる感じになった。そこを右折して道なりに進むと、やがて下にJR奈良線を見る橋を越えてJR藤森駅前に着いた。
京都教育大学の前を通って突き当たりを左折、墨染駅のところを右折、

線路を越えて墨染橋を渡る。大きな交差点を左折し、廓跡、両替町とそれらしい地名のところを通ってゆく。竹矢来の町家が趣を深める。


丹波橋に来たところで5時前となり、今日は早めに終了。近鉄線で京都へ。
用事済まし、帰福へ。

