起点を小倉からとする 長崎へ!小倉~黒崎

連休の中日、またしても片雲の風に誘われて・・・。
見上げれば、ちょうどまた、いいくらいに片雲がずらり(笑)
先日の東海道完歩から一ヶ月になる。実は鈴鹿峠越えて近江の国に入り、京へのゴールが近づくにつれて凄まじい程の街道ロスに襲われてしまった。
それまでは、先は長いぞ、目の前の目標へ一歩一歩、きっとゴ-ルが見えてくるぞ(笑)と自分に言い聞かせてきたが。
そんなこともあり、街道歩きはしばらく封印するつもりだったが、片雲は強風にあおられて小倉方面へ吹き飛ばされてしまい、気がつくと小倉行きの新幹線に搭乗していた。どうせなら一気に長崎まで吹き飛ばしてくれたら(笑)
小倉駅から小倉城方面、紫川超えて小倉常盤橋へ。ここは九州の日本橋と云われ、長崎街道、秋月街道、豊前(薩摩)街道、唐津街道、門司往還などの起点・終点であり、シーボルトもその著で紹介している。

ファイトが沸いてきそうな小倉から長崎までのMAP

旧地図、小倉城、城下、常夜燈が見える。対岸には長門の国、萩の表示もある。

江戸時代鎖国令が布かれ、この長崎街道が、唯一外国貿易が許されていた長崎へのルートで、シーボルトやケンペル、また象達もここを通って江戸へ向かった。
薩摩街道は途中、山家宿で長崎街道と分岐し、久留米方面へ。
いざ、小倉室町を出発。(京都や日本橋にもある「室町」は意味があります。)
今回の長崎街道チャレンジは計画的に実行する必要がある東海道と違い、福岡近辺に限ってはその日の気分次第(いわゆる風次第)で歩くことが可能になる。
今日も、風に誘われて歩くことになったので小倉着はもう12時近くになっていた。
で、不肖の「ゆたぽんぽんぽん」様は歩行を始めたばかりなのに、理不尽にも食糧を要求、ストライキまで一触即発の状況であった。
このタイミングで、いきなり目の前にちゃんぽん屋が出現(笑)
まだ100mもあるいてないぞ、と無視しようとするも、なんと長崎街道の行灯看板が見えた。表示に「これより西へ 長崎まで57里 長崎街道 起点室町」とあった。
大将が長崎の方で街道ちゃんぽんとしたのか、起点ということなら薩摩街道もあるのだが・・・と深く考え悩む必要はない、勿論頂く事に。GJ!
【2025コメント 実は翌年4月1日に「長崎奉行所西役所跡・イエズス会本部跡」にゴールした後、誕生祝杯も兼ねてアミュプラザで生+(豪華餃子)+ちゃんぽんを頂いた。スタート・ゴールがいずれも長崎ちゃんぽんというゆたぽんらしい踏破となった。】


さすがに今回はビール殿にはご遠慮頂いた。
満腹状況で出発。西に向って少し分かり辛い道を迷い道くねくね🎵しながら、途中やや南進、なんとなく確信出来るポイントにリカバリーを繰り返す。
ガードを越えた辺り到津(いとうづ)口門跡。
しばらくすると広い道に出て、昔ながらの朝日新聞の販売店、最近読んだことが無いがw通り過ぎて間もなく花満開の金田公園があった。
ここから裁判所と病院の間の道へ。清水口門を確認した。大きな道を横切り、やや早足気味に行くと踏切があり、越えたら小学校、塀に長崎街道の案内板があった。
更に道なりに進み、3号線から脇道に入ると程なく水掛地蔵があった。解説板を見ながら少し下って左折、気分よく西進。
しばらくして、小公園風、茶屋町橋梁の緑の下で小休に。自称絵師「ゆた重」が現れ、筆をとっていた。「ゆた重(疑川ゆた重)絵図」はいずれ公開約束取り付け、歩行再開!

西進し、雰囲気のある道を進んでいると右下に県道が迫っており、その先に川と大きな商業施設が見えた。六条橋で県道に合流。
県道を横切り、橋を渡って川沿いの気分のいい道へ。商業施設は郊外型店舗だが思ったより人が多い。気分よく進んでいると一里塚、さらに三条橋があった。
今日は室町から三条橋か、東海道踏破終了(笑)

荒生田の川沿いの工事中の道から山越えする感じで進むと大きな道路へ出た。右手に向かい交通量が多く、かまびすしく落ち着かない路を忍耐強く少しずつ西進。面白くない上に排気ガスと広い幅員の割に狭い歩道、さすが北九州(すみません)。無我の境地でと、我慢しながら歩いていくとやがて右手に丸い小山らしきものが見えてきた。高炉台公園だ。

通り過ぎて、大きな分岐点を右手に進むと3号線が見えた。3号線に出ると遠目にスペースシャトルが出現。スペースワールド、テーマパーク出現。
左折、合流した3号線を西進し、「春の町」などと優雅な地名を通って行くと街道は八幡駅前手前で3号線と分かれ、皿倉山の方に左折する。
すぐに、おっ!右手に趣の有る元銀行の姿が。ギャラリーともなっている旧百三十銀行(現在はおそらくみずほ?)八幡支店だ。実はこの店舗の建築は大正モダニズム調で、晩年の辰野金吾(東京駅の設計家)によるものだ。

思いがけない金吾殿との出会いで感動を覚えつつ、しばらく進むと突き当たるようなところに公園があった。国境石が二つ、筑前の国と豊前の国。二石とも上が欠けて字(従是=これより東、西)が見えず、国の名前が確認出来るだけである。小倉は豊前国になる。

ここから戻る様に右方向の旧街道らしき道へ。どこかで見たような事務所!八幡税務署隣の友人の公認会計士事務所があった。一度来たことはあったが、街道沿いだったのか。3号線へ、北方向へ進む。途中で前田の一里塚があり、改めて街道歩きを実感した。
再度国道3号線に出て次の分岐が海側のため道路右側にわたり、以後鹿児島本線沿いに西進を続ける。
黒崎宿東構口跡へ、黒崎宿に入る。

搆口を過ぎて、黒崎駅手前で鹿児島本線の南側に出てそのまま3号線を横切り、春日通に入る。すぐ右折して藤田代官通りへ。代官所跡を過ぎて小公園があり、宿場の雰囲気が高まる。宿場通りを横切り、上市熊手商店街へ、そのまま西進。

ここ、黒崎は博多、小倉に次いで乗降客の多い駅だったが今は駅前商業施設含め元気を感じられない。路線価も南北のメインのふれあい通りが坪70万程度である。駅前も私個人的には邪魔としか思えない大きな歩道橋が景観を損ねていると思う。行政の都市プランが?そんな状況で頑張っているアーケードを通り過ぎ、次回のアクセス考えて今日は黒崎までとし、ふれあい通りへ。ここでポイントを確認、駅前の方に右折した。
黒崎駅前に着いた。昼から歩いたにしちゃ、まあまあ中身濃いかったな。

